『何故、美容師になったんですか?』
これは小学生のお客様から大人の方まで、幅広く聞かれる質問です。
興味を持っていただけること自体、とても嬉しく思っています。
お陰様でMATILDAも20歳になりました。
振り返ると、本当に突っ走ってきた20年でした。
しかも、かなりのハイペースで。
その途中には大きな転機もありました。入院やリハビリを経験し、社会復帰を経て、考え方や生き方、そして人生そのものが大きく変わりました。
片付けの魔法まで手に入れましたしね(笑)。
そんな今だからこそ、自分がなぜ美容師になったのかを改めて振り返ってみようと思います。
時は高校時代。
それまで床屋さんに通っていた僕は、美容室に夢中になりました。
母はそんな僕にお小遣いを渡してくれました。
『後ろをV字にしてください!』
『こんな感じにしてください!』
今思えば、かなり無茶なオーダーをして美容師さんを困らせていた気がします(笑)。
さらに、お小遣いを握りしめて薬局へ行き、オキシドールを買っては家の洗面所を占領。
髪に塗って茶髪にしていました。
たまたまテニス部だったので、髪も肌も日焼けしていて意外とバレなかったんです。
そんなある日、通っていた美容室で初めて男性美容師さんに出会いました。
その姿を見て、高校3年生の時に決心します。
「美容師になろう」
工業高校に通っていたので、周りは驚いていました。
でも母は、
『いいじゃん』
と、自然に受け入れてくれました。
今思うと、とてもありがたい言葉でした。
当時の僕は、
「自分の髪型を自分で切れたらいいのにな」
そんなことを毎日のように考えていました。
そして、その思いが美容師への第一歩だったのかもしれません。
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